中学受験ブログ

現在進行形の中学受験に関するブログです(2022年挑戦組・女子)。現在挑戦中の方々、これから挑戦する方々に経験したことやお役立ち情報を紹介します。

君たちはなぜ勉強するのか

最近理科を急ピッチで進めているのですが、やはり火成岩とかの暗記系は、予想どおり嫌がります。

算数の面白さとはある種対極にあるのかもしれません。

ここはスタディサプリの相馬先生仕込みの
「りゅうくん安心元気な子」とか
「白ネバハゲハゲ」
とかの語呂合わせで乗り切るしかありません。

「こんなの覚えて将来なんの役に立つの?」
としばしば不満そうに言うのですが、

例え専門にしない分野であっても頭の中にその分野の地図を持つことで、専門家と繋がることができ、仕事の幅も広がるし、仕事だけじゃなく、例えば社会などの知識は、持っておかないと、楽しむことのできる本をはじめとしたエンターテイメントの幅も狭くなってしまいます。

一言でいえば、

「幅広い教養を持つことで、仕事に限らず人生が楽しくなるよ」

ということなのですが、そんなことを言っても、まず娘にはピンときません。

そのことを実感できるようになるのは大人になってからだし、小学生の勉強は幅広い教養を得るための基礎トレ的なものなので、なかなかこの問いにシンプルかつ伝わるように答えるのは難しいですね。

まだまだ親として精進が足りません。

ただ、この前、

「義務教育って、実は膨大な国家予算をかけて、国の知性を結集してやってるんだけど、本当に、なんの役にも立たないことに、国ぐるみでコストを投入していると思う?」

と言うと神妙な顔をしていました。

まあ模索しながら自分なりの答えを見つけてくれるのが一番ですね。

そういえば、この前「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎著)を真剣に読んでいたのですが、何か考えるところがあるのでしょうか…

伊沢くんのお父さんに学ぶ教育の極意

昨日クイズプレーヤーの伊沢くんが「人生が変わる1分間の深イイ話」にお父さんと出演しているのを見たのですが、お父さん面白かったです。

 

確か大手メーカーの敏腕コピーライターだったとの紹介があったと思うのですが、さすが言葉を職業にしていただけあって、次から次へとダジャレや謎かけが出てきます。

 

伊沢くんも子どもの頃から

 

お父さん「なんか(窓の外に)白い鳥が飛んでいるから、だまされるなよ」
伊沢くん「サギ(詐欺)だからね」

 

みたいなやりとりを通じて「クイズの雨に打たれて暮らしてきた」とのことでした。

 

そうやって、楽しみながらボキャブラリーや知識を増やしてきたからこそ、今があるんですね。

 

ただ、お父さんが伊沢くんを開成に導いた教育法として、

 

「『今度のテストで10人抜いたら1人1000円ね』とニンジンをぶら下げた」

 

というのが紹介されていたのですが、これってどうなんでしょうね。

 

確か、成績=結果に対してご褒美を与えると、次からチャレンジしなくなり、逆効果になるという有名な心理学の実験があって、プロセスに対してご褒美を与えるのが正しかったような気がします。

 

おそらくTV局の切り取り方の問題で、あのお父さんのことだからプロセスにもしっかり関与していたのでしょうね。

 

伊沢くんも

 

「ゲームより勉強そのものや、人を順位で抜かす感覚が楽しくなった」

 

っておっしゃってましたので、やはり内発的なモチベーションが上がってこないと、なかなか成績は上がらないのかなと思います。

 

ちなみに、うちも一度、娘がスマホを欲しがっていたので、塾テストで◯位以内だったら買ってあげると約束したら、2ヶ月後に達成してしまったことがあります。(絶対無理だろうなと思ってたのでかなり驚きました)

 

でも、そのときなぜか本人はやっぱり要らないと言うので、結局ご褒美は本一冊になったのですが、今になって「なんで要らないって言ったんだろう」とかなり後悔しています。

 

いずれにしても、ウチも見習って、子どものボキャブラリーを増やしていかなければ…
難しい課題です。

国語の進め方

国語は4年生のときから予シリと演習問題集を解いてきました。

ただ、予シリは、個々の文章についての解説はしっかりされているのですが、初見の文章に対するときの方針、実際に記述問題や選択肢問題を解くときに、どのような頭の動かし方をするのかについては、必ずしも明確に書いてありません。

そこで、そのあたりについて、いろいろ読んでみたのですが、分かりやすかったのは「記述問題の徹底攻略」(若杉朋哉著)です。

記述問題を

①言い換え問題
②理由問題
③まとめ問題
④気持ち問題

の大きく4つのパターンに分類してそれぞれのパターンについて、どのように考え、どのように回答を書いていくかが、わかりやすく解説されており、非常に参考になりました。

問題を見たときに

「この問題は何問題?」

と聞いて、問題を分類させ、

「じゃあ、言い換え問題の場合は、どうやって解答を作っていくの?」

と聞くことで、その場その場で漫然と解答を作成するのではなく、一定の手順に従って、再現性のあるやり方で解答を導き出すことができるように練習しています。

記述問題が解けるようになれば、選択肢問題はやや乱暴に言えば記述問題の下位互換に過ぎませんので、自然とレベルアップしてきました。

評判の高い「文章読解の鉄則」もいいとは思うのですが、すべてが網羅されているので、いきなり使いこなすのは難しいと思いました。

予シリは精読用の教材としてはよくできていると思うのですが、方法論がある程度定着してからは、時間も意識して解く練習をするために「特進クラスの国語」を使用しています。

国語は教材選びが難しいです。
過去問をやるにしても、学校によって癖があります。
文章は難しいけど、読解自体はそれほど深さを求めない学校や、逆に文章自体は容易であるにもかかわらず、深い読解を求める学校(例えば麻布はこちらでしょうか)等、様々ですので、注意してセレクトする必要がありますね。

また、国語は、読み方だけではなく、ある程度世の中的なテーマ、論点を押さえておく必要があると思います。

それを押さえておかないと、そもそも何について論じているのかを把握するのに時間がかかってしまい、先を予想しながら読める子に比べてスピードで読み負けてしまいますし、どうしてもテーマ、論点によるブレが大きくなってしまいますからね。

なので、最後はどれだけ多様な文章にあたってきたかという演習量がものをいうと思っています。
算数と同じで、最後は経験値ですね。

ちなみに、知識系は嫌いで困っています。
しかし、語彙は読解においても重要ですので、何とかしなければ…

THE名門校と娘

昨日のTHE名門校は海城でしたね。

子どもの知的好奇心を刺激して、学習意欲を高めるような授業も紹介されており、子どもが男の子だったら志望校の一つに入れたくなるような素晴らしい学校だと思います。

そして、このような学校の裏側には、やはり熱心な先生がいらっしゃるんですね。

私学が名門校として生き残っていくためには、現場の熱量や自己改革力みたいなものが必要になる。
逆に言えば、名門校として生き残っている学校は、素晴らしい学校ばかりなんだろうなと思いました。

せっかくですので、中学への算数の日々の演習の中から、海城の食塩水の問題を解かせてみました。(4月号を購入して手付かずのままです)

先日、中学への算数の日々の演習を娘の機嫌の良い時に取り組ませようと考えていたので早速昨晩、初挑戦してもらいました。

すっかり勉強終了モードでしたので、かなりブーブー言いながらやってましてけど、一応自力で答えを出してくれました。

たった1問でも拒絶が激しいので、なかなか進まないです…。

4年生の時の算数の進め方⑥

5年の算数で速さと同じくらい重要なのが平面図形と比だと思います。

この単元は隣辺比とかチョウチョ相似とか形から入っていきがちになるので、普通の三角形の面積の出し方と隣辺比が混乱したりしがちです。

そこで、

「なぜ隣辺の比が面積比になるのか」
「なぜチョウチョは相似になるのか」

といったあたりをできるだけ理詰めで説明したのですが、まあ反抗期女子ですので聞きません。

上の空で「ふんふん」聞いた後、

「要は隣辺をかけたらいいんでしょ」
とか
「要はチョウチョは相似なんでしょ」
とか言って、あまり理屈の部分には興味がなさそうでした。

そうすると案の定、

「これとこれも形が似てるから相似でしょ」

みたいな感じのミスが出るので、

「なぜこれを相似と判断した?」と聞いて、

その都度、なぜチョウチョやピラミッドは相似になって、これは相似にならないのか等の説明をしていました。

娘の場合、中学生の証明問題をやるときみたいに教えるのではなく、形から入って、トライアンドエラーを繰り返しながら身につけていく感じでマスターしました。

あと、これは今でも注意することですが、行き当たりばったりの適当な補助線を引くことですね。

補助線はある程度は理詰めで引かないと、かえって図がビジーになって、正解から遠ざかるのですが、正解への道筋が見えなくなると、闇雲に補助線を引こうとします。

そのときも
「この補助線はなんの目的で引いた?」
と聞いて、補助線は論理的に引くものであるということをその都度意識づけるのですが、これも練習を重ねながら身につけて行くしかないですね。

まあそれでも図形は結構得意になってきて、私より早くひらめくことも多くなってきましたけど。

どのようにして学校を選択するか

何気なく本屋で手にとった、おおたとしまささんと安浪京子さんの「中学受験の親たちへ」がなかなか面白かったです。

「中学受験の目的をどこに置くのか」
「どのようにして学校を選択するのか」

って、よくよく考えると難しいんですよね。

この本の中では、東大をはじめとする最難関大学へ入るための中学受験にはほとんど意味がないと断言されています。

おおたさんがよくいわれるのは「中学受験はその学校らしさを身につけるためにするものだ」ということです。

この点については、半分そのとおりで、半分違うと思っています。

確かに、最難関中学に行くと素晴らしい授業、素晴らしいカリキュラムが待っていて、それにのって行くだけで、最難関大学に導いてくれるというのは、私も幻想だと思っています。

でも、最難関中学に集まる優秀な同級生は、明らかに大学受験を有利にすると思っています。

個人戦のように見えて団体戦の要素が多分にある受験において、先輩から後輩へ、もしくは同級生間で共有される暗黙知、雰囲気は、とても重要な役割を果たすからです。

当然に最難関大学を目指す雰囲気、そのためにはどの問題集をどのあたりまでマスターすればいいという目安などがある子と、何をどこまで深めればいいのか、そもそも自分の勉強の方向性が正しいのかも手探りの中、孤独に頑張る子とでは、スタート地点が違います。

ただ、もしかしたら、それもまたおおたさんのいうところの「その学校らしさ」の一部ということになるのかもしれません。

つぎに、どのようにして学校を選択するかですが、よく言われるのが「学園祭に行って、子供が通っている姿を想像できるか」という話ですよね。

でも、少なくともウチでこの判断基準が機能したことはありません。

確かに学校ごとに特色はありますけど、あくまでもハレの日のよそ行きの姿を見ているだけですからね。

でも、この本の中で

「どんな学校でも『うちは自由』というが、文化祭や体育祭の運営のされ方に違いが表れる」

という部分は参考になりました。

綱引きや騎馬戦の勝敗に一喜一憂する文化の学校は、一致団結に重きをおく学校。
→例えば開成あたりでしょうか。組織人としてバランスのとれたタイプの人が多そうですよね。

一方で、リクリエーション的なイベントとして体育祭を楽しむ文化を持つ学校は、全体主義的な空気を嫌う学校。
→麻布や渋谷系でしょうか。個が確立されたタイプの人が多そうです。

といったあたりは、うすうすそうじゃないかなとは思っていたので、とても納得です。

娘はおそらく後者のような学校が合うんじゃないかと思っているのですが、コロナのせいで、なかなかそのあたりを見極める機会がないですね。

ただ、そのあたりの情報は、実際に見に行けなくても、いろいろ調べることは可能ですので、いろいろ調べてみないととは思っています。

今日の家学習

今日の家学習です。

【今日の家学習】

・算数
下克上算数・難関校受験編
予シリ・実力完成問題集「速さ(1)」
週テスト問題集6年上の間違った問題の直し「数と規則性(2)」C問題
予シリ・計算6年上
コベツバweb授業

・理社
アプラス
サピックス白地図

下克上算数・難関校受験編は制限時間が厳しいですね。
1回につき10問あり、100回分あるのですが、第30回を超えたあたりから制限時間内に終わらせることが結構厳しい問題セットになってきます。

全くわからない問題はないのですが、すべての問題で見た瞬間に合理的な解法を選択できるようになるにはまだまだです。
解けたとしても、より合理的な解法がないか徹底的に自問自答できるようになると、算数の伸びも加速するのですが、まだその域には至ってません。

予シリの実力完成問題集もまだまだです。
今週やっている速さはさすが6年生だけあって、5年生のときの速さとは一段レベルアップしており、条件が複雑な問題になっています。
 
どんなに複雑な問題であっても、条件を一つひとつテキパキと整理して、いかに素早く距離一定、時間一定に持ち込むかがこれからの課題だと思っています。
 
娘は、条件が複雑な問題は
 
「なんかごちゃごちゃしててめんどい」
 
という感想をお持ちなのですが…
 
まあここはあんまり考えても仕方がないので、とにかく慣れるしかありません。習うより慣れよですね。
練習問題を中心に、解き直しも含めて5日間かけて1単元を完成させ、週末に週テストをするのが毎週のルーチンワークです。

ただ、最近の悩みはコベツバをこなす時間があまり取れないことです。
本当は一番力を入れたいメニューなのですが、夏休み明けということもあってか、まだまだ体が6時間授業についていっておらず、時間がない上にバテ気味です。
 
早くコベツバweb授業を駆け抜けて、TopGun特訓と中学への算数に移行したいので、なんとかいいリズムを作り出さなくてはと思っています。
 
平日は今はいっぱいいっぱいなので、休日の娘の機嫌の良い時にでも、中学への算数の日々の演習あたりから取り組むことができればと思っています。
 
課題を少しでも増やすと嫌がりますので、少しずつですけどね。
 
 
4年生からの全教科の単元を見ることができるので、苦手な単元の補強や、先取りに重宝しています。超一流の講師ばかりなのに、月額で問題集一冊分くらいの値段ですので、本当にお得です。

 
実績のある講師が揃っているので、集団授業ではなかなか成績を上げることができない国語等、ピンポイントで成績を上げにいくときにオススメです。無料体験授業も可能です。