4年生の時の算数の進め方⑥
5年の算数で速さと同じくらい重要なのが平面図形と比だと思います。
この単元は隣辺比とかチョウチョ相似とか形から入っていきがちになるので、普通の三角形の面積の出し方と隣辺比が混乱したりしがちです。
そこで、
「なぜ隣辺の比が面積比になるのか」
「なぜチョウチョは相似になるのか」
といったあたりをできるだけ理詰めで説明したのですが、まあ反抗期女子ですので聞きません。
上の空で「ふんふん」聞いた後、
「要は隣辺をかけたらいいんでしょ」
とか
「要はチョウチョは相似なんでしょ」
とか言って、あまり理屈の部分には興味がなさそうでした。
そうすると案の定、
「これとこれも形が似てるから相似でしょ」
みたいな感じのミスが出るので、
「なぜこれを相似と判断した?」と聞いて、
その都度、なぜチョウチョやピラミッドは相似になって、これは相似にならないのか等の説明をしていました。
娘の場合、中学生の証明問題をやるときみたいに教えるのではなく、形から入って、トライアンドエラーを繰り返しながら身につけていく感じでマスターしました。
あと、これは今でも注意することですが、行き当たりばったりの適当な補助線を引くことですね。
補助線はある程度は理詰めで引かないと、かえって図がビジーになって、正解から遠ざかるのですが、正解への道筋が見えなくなると、闇雲に補助線を引こうとします。
そのときも
「この補助線はなんの目的で引いた?」
と聞いて、補助線は論理的に引くものであるということをその都度意識づけるのですが、これも練習を重ねながら身につけて行くしかないですね。
まあそれでも図形は結構得意になってきて、私より早くひらめくことも多くなってきましたけど。