明日のTHE 名門校
明日のTHE 名門校はフェリスですね。
横浜の女の子ならみんな憧れる学校だと思います。
自由放任で、決して勉強の面倒見はすごくいいわけではないけれど、合唱コンクールと英語弁論大会には全力を尽くすというのは、私はいわゆる伝統校らしくて好きです。
入学してから卒業まで、ずっと全力疾走というのもいいと思うのですが、自由だから、最初は遊んだり、ちょっと脇道にそれてしまったりといった、いわゆる中だるみがあるという方が、若者らしいですよね。
そういう中でだんだんと将来やりたいことが出てきたり、遊びに物足りなくなったりして、勉強するようになるというプロセスは、すごく重要だと思いますし、そのようなプロセスを経てやるようになった勉強は多分本物の力になっていくと思います。
あと、合唱コンクールと英語弁論大会のように、みんなが団結する行事があるっていうのも伝統校らしいですね。
ただ、それがなぜ運動会や学園祭よりも上なのか。そこに多分フェリスらしさが現れるんだと思いますので、その辺はぜひ楽しみにしてみたいと思います。
ウチも通学できる距離であれば、ぜひ志望校にしたい学校なんですが、ちょっと遠いんですよね…
でも、いちど見てみたい学校だったので、明日は楽しみに観てみたいと思います。
志望校をどうやって決めるか
難しいですよね…
私もいろんな先輩方のブログを参考にしました。
大きく分けて以下のような判断基準があったと思います。
①共学か別学か。
②伝統校か新興校か。
③勉強がんばる系か自由放任系か。
④通学時間はどうか。上りか下りか。
⑤進学実績はどうか。理系と文系のどちらに強いのか。
⑥宗教系かどうか。
⑦学園祭などを見に行って子供の通う姿が想像できたか。
⑧留学などのプログラムは充実しているか。
⑨学校の設備は充実しているか(実験室、グラウンド、プール等)。
⑩帰国子女の割合はどの程度か。
でも本当に重要なのは子供の「ここに行きたい」という意思なんですよね。
それがなかったら学校生活で辛いことがあったり、壁にぶち当たった時に乗り越えられない。
どうしても「親に無理矢理決められた学校だから」という被害者意識が上回ってしまう。
でもこれまた難しいのが、所詮小学生なので、私立の中学校の生活など全くもってリアルに想像できない、ということですよね。
そして、確かおおたとしまささんが「多くの子供はここに行きたいという気持ちよりも、勉強や塾での競争が楽しくて受験勉強を続けていたら、その流れでこの学校に合格したので入学したというのが、実際のところだ」といったようなことをどこかで書かれていたと思うのですが(記憶ベースですので、もしかしたら正確ではないかもしれません)、そうなんですよね。
子どもって、実は受験勉強の目的すら必ずしも明確でないという子も少なくないんですよね。
うちもまさにそうで、子供に「ここに行きたい」という目標を持たせたいと思いつつ「そのような目標をリアルに持たせることは、実際には無理だろうな」というあきらめとのジレンマの中でいつも無限ループにはまっています。
たまに子供に聞くのですが、
「どっちでもいいよ」とか
「別に地元の中学でもいいよ」
みたいな答えが返ってきます。
かといって全くやる気がないのかといえばそういうわけでもなく、結構それなりに頑張ってるんですよね。
そして、小学校の授業が楽しいかと聞くと、
「退屈で仕方がない」
という答えが返ってきて、その答えを聞くと、地元の公立中学校に行ったときに、勉強に面白さを見いだせるかどうかは、火を見るより明らかだなぁと思ってしまいます。
ただ、すべてを子供の意思に委ねてしまうのは、子供の主体性を尊重しているように見えて、実は単なる親の責任逃れに過ぎませんので、最後は親が覚悟を決めて、決断する必要があるのだろうとは思います。
となると、よく言われるように、親が志望校を決めた上で子供をその学校の見学に連れて行って、さも子供が自分で決めたかのように思わせる、というよくある常套手段が結局ベストなのかもしれません。
自分で明確な意思のあるお子さんをお持ちの親御さんがうらやましい…
算数の基本問題を固めた後は何がベストか②
前回からのつづきです
算数の基礎をひととおり固めた後、
どうしたら
「その問題に適用すべき技術を認識した上で、一般化、抽象化し、頭の中に体系立てて収納できるようになるだろう」
と悶々としていたときに、コベツバさんのweb授業が、確か3月頃に、小学校の授業がストップしたのに対応して無料開放されていたので、試しにやってみたのですが、とても理にかなっていると思いました。
プラスワンなどの問題集は、
①問題を解いて、できない問題は解き方を理解する。
②問題を解くための技術、ポイントを自分なりに抽出し、解き直しなどを通じて体得する。
③数をこなすうちに、一つ一つの技術が体系的につながり始める。
といった感じで、算数力のレベルアップの大部分を、子どもの「自分で学び取る力」みたいなところに委ねています。
ですので、間違った問題について、後日解き直しをするわけですが、
「確かにこの問題、解けるようになったんだけど、じゃあ、速さの中レベルの問題を体系的に理解したかというとどうなんだろう…。そもそも、これで速さの問題を解くために必要十分な技術が身に付いたんだろうか?」
というもやもやがどうしても残っていました。
娘は問題さえ解ければ「ハイ終了」みたいな感じになっているわけですが…。
一方でコベツバさんは、
①その単元の問題を解くための技術、ポイントが、問題を解く前に体系化されて提示されており、それを身につけた上で、
②実際の問題を解いて確認する。
といった構成になっており、
①その問題を解くための技術、ポイントを抽出する。
②それを体系化する。
といったことは自力で行う必要がありません。
コベツバ先生がやってくれています。
言ってみれば、その単元の問題を解くための技術、ポイントをベースにして問題が構成されていますので、頭の中も整理されますし、何より効率的です。
例えば「同じ数のカードが複数枚ある場合の並べ方」なんかにしても、以前は、頭の中が整理されていませんでしたので、
「頭使うとミスりそうだし、なんかよくわからないから書き出すわ」
とか言って、しこしこ書き出していたのですが、コベツバさんを見てからは、頭の中でカードを並べる問題の技術、ポイントが整理されたのか、
「ああこれね。1枚に減らして、計算してから足すやつでしょ」
とぶつぶつ言いながら解けるようになりました。
もうコベツバ先生には足を向けて寝れないですね。
算数の基本問題を固めた後は何がベストか
予習シリーズの5年上下までの必修例題、基本問題や四科のまとめをひととおりやった後、次にどうしようというのは結構悩みました。
「算数の戦略的学習法」(熊野孝哉著)のとおり進めるのであれば、応用自在やプラスワンですよね。
確かに、5年上下までの必修例題、基本問題や四科のまとめをひととおり終えると、レベル的には応用自在やプラスワンあたりに取り組めるようになってくるのですが、何というか「積み上がる感」がないんですよね。
手応えというか、何というか…
普通、基本問題を終えてから、少しレベルが上の問題に取り組み始めると、成長が「加速してくる感じ」を感じることができると思うのですが、
①プラスワンをやって、できない問題がある。
②解答を見ると、特に問題なく理解できる。
③後日取り組むとできるようになるけれど、「その問題」ができるようになっただけであって、その分野の力がレベルアップしている気がしない。
といった感じです。
私はどちらかというと「数学は暗記派」なので、最初は「プラスワンを3回くらい回して、問題を(理解した上で)覚えちゃうのが手っ取り早いだろう」と思っていたのですが、何かが違う。
理解もできているのですが、このままだと、ありとあらゆる問題を押さえる必要があり、あまりに効率が悪い気がしました。
しばらく「何が足りないんだろう」ともやもやしていたのですが、
「その問題に適用すべき技術を一般化、抽象化できていないんじゃないか」
ということにだんだんと気づいてきました。
算数ができるかどうかは、
「その問題に適用すべき技術を認識した上で、一般化、抽象化し、頭の中に体系立てて収納できているかどうか」
にかかっているということです。
塾で大量の問題を解けば、センスのある子であれば、このようなことを意識することなく、自然と技術の一般化、抽象化ができるのですが、塾よりも先取りをするときには、この点は再現性を持たせるためにしっかり意識しておく必要があります。
そこで、そんなことを手っ取り早くできるようになる教材はないだろうかと探したのですが、そんなときに見つけたのが、あのコベツバさんです。
つづく
大坂なおみ選手にみるメンタルと娘
大坂なおみ選手勝ちましたね。
ストロークの安定感等、技術的なレベルアップももちろんあると思うのですが、あれだけメンタルが弱かった大坂なおみ選手のメンタルが、今大会では、どれだけ追い込まれても崩れなくなっていることに正直驚きました。
今までなら試合を投げ出していたであろうケースが何度もあったと思うのですが、本当によく耐えたと思います。
「どれだけ追い込まれても、やるべきことをやっていればチャンスが来る、ということがわかってきた」というようなことをおっしゃっていたと思うのですが、このメンタルの持ち様が、あの安定感をもたらしているのかなと思います。
確か松井秀喜さんも「自分のコントロールできることだけに集中する」ということをおっしゃっていたと思うのですが、結局行き着く先はそこなのかと。
中学受験って、投げ出してしまいたくなるときがしょっちゅうあって、ほとんどの親御さんは「そんなことならやめてしまえっ!」と言いたくなることを一度や二度ならず経験されていると思います。
でも、偏差値がどうとか、他の子が何をやっているかとか、みんな頑張っているんだからこの程度の勉強量では足りないとか、気にかけるべきはそこではなくて、
自分と志望校の過去問とのギャップがどれくらいあるか認識して、それを埋めるために逆算してなすべきことに淡々と集中できるようになれば、結果的に成績がついて来るんだろうなと思います。
よくよく考えれば当たり前のことなんですが、これだけ受験情報が世の中にあふれるようになると、ついついそちらに気を取られて主従逆転してしまいます。
大坂なおみ選手には改めてメンタルの持ち方の重要性を再認識させられました。
ウチの娘も最近難しめの問題をピッチを上げてやっているので、昨日も
「もうイヤだー」
と投げ出しそうになっていたのですが、クールダウンした後は、気を取り直してやっていました。
これからもこういったことは増えていくと思いますが、そこは親のサポートが必要になって来るのかなと思います。
それにしても3度目のグランドスラム優勝おめでとうございます!
昨日の家学習
昨日の家学習はこんな感じでした。
【昨日の家学習】
・算数
下克上算数・難関校受験編
予シリ・実力完成問題集「文章題(2)」
週テスト問題集6年上の間違った問題の直し「速さ(1)」C問題
コベツバweb授業
・理社
コアプラス
サピックスの白地図
理科の週テスト問題集5年下「てこ」
最近少し理科に力を入れています。
てこのような力学系や電気などは算数的要素があるからなのか、割と好きなのですが、人体とかの暗記ものは嫌いですね。
特にリアルな内臓のイラストとかを見ると
「気持ち悪いんだけど」
といって毛嫌いしてます。
私が子供のころは、
「人体って本当によくできてるなぁ」
と人体の不思議さにロマンすら感じたものですが(ちょっと言い過ぎ?)、いつになったらこの神が創造したとしか思えないような素晴らしさに感動してくれるんだろう…
なかなか暗記ものは難しいですね。
ただ、てこなんかの力学系も力を正確に作図できるかというとまだまだです。
簡単な問題は、それでも感覚で解けますが、複雑な問題になってくると、正確に作図できていないと解けません。
根が感覚型なのでここは我慢です。
算数予シリ・実力完成問題集「文章題(2)」は結構サクサク解けています。
算数予シリの文章題は得意な単元なのでサクサク進んで、機嫌もよろしいです。
小学生のメタ認知とジャイアントキリング
メタ認知ってありますよね。
自分を思考や行動を客観視する力みたいなもので、メタ認知の力が高い子はセルフコントロールも上手にできるので、学力も高くなります。
最近よくよく考えたら当たり前の話なのですが、子どもって自分中心の世界に生きていて、メタ認知がまだまだ低いので、認知の部分ばっかり意識して、メタ認知を放置していると後伸びしないんじゃないか。
逆にいうと、メタ認知って、ジャイアントキリングの必要条件の一つなんじゃないか、と思うようになりました。
例えば、問題集をやるときに、解けなかった問題には印をつけてもう一回やるというのがあると思うのですが、印のつけ方って結構メタ認知を試されます。
「『わかる』とは何か」
「どこまでわかっていないと試験では使い物にならないのか」
というのを踏まえた上で、
「自分はどこまでわかっているのか」
「答えにたどり着くスピードは十分か」
「再現性のある形で答えを出せているか」
といったあたりを認識した上で印をつけないと、どんどんできたことになってしまうのですが、娘はまだまだこのあたりの認識が甘いです。
ちょっと角度を変えて聞いてみたりすると答えることができなかったりすることもままあります。
ただ、大人から見れば、ある程度
「これは論理不十分なまま答えを出した」
ということはわかるのですが、そこはあえて子供に分類させています。
最終コーナーに入ると、大人からはだんだんと理解の甘い部分が見えにくくなってくるでしょうから、子ども自身が
「自分はどこまでわかっているのか」
「まだここの論理が甘いので、もっと詰めないといけないのではないか」
「そのためには何が足りなくて、何をすればいいのか」
みたいなことを自問自答できる力にかかってくるような気がしますからね。
このメタ認知が働き始めると、PDCAが精緻にかつ高速で回り始めるので、どんどん伸びが加速していくと思います。
ただ、このメタ認知を伸ばすのって本当に難しいですね。
親ができることは、せいぜいちょっと角度を変えて聞いてみたりして、「わかっていると思っていたが、わかっていなかった」ということをとにかく自覚させ続けることでしょうか。
何かいい方法があればいいのですが…