算数の基本問題を固めた後は何がベストか
予習シリーズの5年上下までの必修例題、基本問題や四科のまとめをひととおりやった後、次にどうしようというのは結構悩みました。
「算数の戦略的学習法」(熊野孝哉著)のとおり進めるのであれば、応用自在やプラスワンですよね。
確かに、5年上下までの必修例題、基本問題や四科のまとめをひととおり終えると、レベル的には応用自在やプラスワンあたりに取り組めるようになってくるのですが、何というか「積み上がる感」がないんですよね。
手応えというか、何というか…
普通、基本問題を終えてから、少しレベルが上の問題に取り組み始めると、成長が「加速してくる感じ」を感じることができると思うのですが、
①プラスワンをやって、できない問題がある。
②解答を見ると、特に問題なく理解できる。
③後日取り組むとできるようになるけれど、「その問題」ができるようになっただけであって、その分野の力がレベルアップしている気がしない。
といった感じです。
私はどちらかというと「数学は暗記派」なので、最初は「プラスワンを3回くらい回して、問題を(理解した上で)覚えちゃうのが手っ取り早いだろう」と思っていたのですが、何かが違う。
理解もできているのですが、このままだと、ありとあらゆる問題を押さえる必要があり、あまりに効率が悪い気がしました。
しばらく「何が足りないんだろう」ともやもやしていたのですが、
「その問題に適用すべき技術を一般化、抽象化できていないんじゃないか」
ということにだんだんと気づいてきました。
算数ができるかどうかは、
「その問題に適用すべき技術を認識した上で、一般化、抽象化し、頭の中に体系立てて収納できているかどうか」
にかかっているということです。
塾で大量の問題を解けば、センスのある子であれば、このようなことを意識することなく、自然と技術の一般化、抽象化ができるのですが、塾よりも先取りをするときには、この点は再現性を持たせるためにしっかり意識しておく必要があります。
そこで、そんなことを手っ取り早くできるようになる教材はないだろうかと探したのですが、そんなときに見つけたのが、あのコベツバさんです。
つづく