国語の進め方
国語は4年生のときから予シリと演習問題集を解いてきました。
ただ、予シリは、個々の文章についての解説はしっかりされているのですが、初見の文章に対するときの方針、実際に記述問題や選択肢問題を解くときに、どのような頭の動かし方をするのかについては、必ずしも明確に書いてありません。
そこで、そのあたりについて、いろいろ読んでみたのですが、分かりやすかったのは「記述問題の徹底攻略」(若杉朋哉著)です。
記述問題を
①言い換え問題
②理由問題
③まとめ問題
④気持ち問題
の大きく4つのパターンに分類してそれぞれのパターンについて、どのように考え、どのように回答を書いていくかが、わかりやすく解説されており、非常に参考になりました。
問題を見たときに
「この問題は何問題?」
と聞いて、問題を分類させ、
「じゃあ、言い換え問題の場合は、どうやって解答を作っていくの?」
と聞くことで、その場その場で漫然と解答を作成するのではなく、一定の手順に従って、再現性のあるやり方で解答を導き出すことができるように練習しています。
記述問題が解けるようになれば、選択肢問題はやや乱暴に言えば記述問題の下位互換に過ぎませんので、自然とレベルアップしてきました。
評判の高い「文章読解の鉄則」もいいとは思うのですが、すべてが網羅されているので、いきなり使いこなすのは難しいと思いました。
予シリは精読用の教材としてはよくできていると思うのですが、方法論がある程度定着してからは、時間も意識して解く練習をするために「特進クラスの国語」を使用しています。
国語は教材選びが難しいです。
過去問をやるにしても、学校によって癖があります。
文章は難しいけど、読解自体はそれほど深さを求めない学校や、逆に文章自体は容易であるにもかかわらず、深い読解を求める学校(例えば麻布はこちらでしょうか)等、様々ですので、注意してセレクトする必要がありますね。
また、国語は、読み方だけではなく、ある程度世の中的なテーマ、論点を押さえておく必要があると思います。
それを押さえておかないと、そもそも何について論じているのかを把握するのに時間がかかってしまい、先を予想しながら読める子に比べてスピードで読み負けてしまいますし、どうしてもテーマ、論点によるブレが大きくなってしまいますからね。
なので、最後はどれだけ多様な文章にあたってきたかという演習量がものをいうと思っています。
算数と同じで、最後は経験値ですね。
ちなみに、知識系は嫌いで困っています。
しかし、語彙は読解においても重要ですので、何とかしなければ…