4年生の時の算数の進め方②
5年生の範囲になると、割合や比、速さが入ってくるので難易度は上がります。
ただ、家での先取りの場合、目の前の子どもの理解度に応じて進め方に緩急をつけることができます。
やっぱり最初に「ん?」となるのは割合ですね。
「比べる数」とか「もとにする数」(でしたっけ?)という言葉は、使いませんでした。
自分が割合の問題を考えるときに意識したことありませんので…
なので、「くもわ」も教えてません。
つまずきポイントは、実数と割合との混乱や「20%が5人のとき全体は?」みたいな割戻しの概念です。
最初は深く理解させようとしたのですが、長々と説明しているうちに確実にイライラしてくるのがわかりましたので、あきらめて面積図で教えました。
面積図を使えば、実数と割合は区別できますし、部分から全体への割り戻しも機械的にできます。
ただ「面積図で教えて大丈夫なのかなあ」と、このときは心配でした。
根本的な理解ができていないままに問題が解けてしまってるような気がしましたし、面積図は汎用的でないので、あまり面積図で教えるのはよくないみたいな意見もたまに目にします。
でも、時間が解決してくれました。
多分面積図が補助輪の役割を果たしていたのだと思います。
いきなり本質的な理解を目指すのではなく、視覚的に理解しながらだんだんわかる場合もあるみたいです。